パーフェクトRuby
この本の概要
本書は1冊でRubyの言語仕様から最新の技術までを網羅した内容となっています。また,網羅的に解説されているだけでなく各技術に関しては基本からしっかり解説しており,体系的に知りたい初心者はもちろん中級者以上の方にもRubyを書く際に手元に置いておくと重宝する内容です。
Ruby 1.9.3とRuby 2.0対応。
こんな方におすすめ
- 他のプログラミング言語を触ったことがあり,これからRubyを始めようとしている人
- 過去にRubyは触っていたが,しばらく触っておらず,最近のRubyを学び直したい人
- なんとなくRubyを使っているけれど,網羅的にライブラリの使い方等を確認したい人
- 「Ruby - A Programmer's Best Friend」にグッときた人
目次
Part1 Ruby ~overview
1章 Rubyの概要
- 1-1 Rubyについて
- 1-2 本書の読み方
- 1-3 Rubyドキュメントの歩き方
- 1-4 Ruby処理系の入手方法
- 1-5 Rubyを使ってみよう
- 1-6 コーディングスタイル
- 1-7 様々なRuby実装
- 1-8 Rubyのコミュニティとの関わり方
- 1-9 Rubyの開発について知る
Part2 Ruby言語仕様
2章 Rubyの基礎
- 2-1 Hello, Ruby.
- 2-2 変数と定数
- 2-3 条件分岐と真偽値
- 2-4 式
- 2-5 クラス
- 2-6 モジュール
- 2-7 主な組み込みクラス
- 2-8 様々な代入式
- 2-9 例外
- 2-10 外部ファイルの読み込み
- 2-11 予約語
- 2-12 組み込みの変数/定数
3章 制御構造/メソッド/組み込み関数
- 3-1 演算子
- 3-2 基本的な制御構造
- 3-3 例外処理
- 3-4 大域脱出
- 3-5 メソッドの定義と呼び出し
- 3-6 基本的な組み込み関数
4章 クラスとモジュール
- 4-1 クラス
- 4-2 モジュール
- 4-3 オブジェクト
5章 主な組み込みクラス/モジュール
- 5-1 Numeric
- 5-2 String
- 5-3 Regexp
- 5-4 Comparable
- 5-5 Enumerable
- 5-6 Time
- 5-7 IO・File
- 5-8 Dir
- 5-9 Thread
- 5-10 Fiber
- 5-11 Process
- 5-12 Struct
- 5-13 Marshal
- 5-14 ObjectSpace
Part3 メタプログラミング
6章 Rubyのクラスオブジェクト
- 6-1 Classクラスからクラスを作る
- 6-2 クラスオブジェクト
- 6-3 特異クラス
- 6-4 メソッド探索方法
- 6-5 Module#prepend
- 6-6 Refinements
7章 動的なプログラミング
- 7-1 オープンなクラス
- 7-2 BasicObject#method_missing
- 7-3 eval
8章 Procオブジェクト
- 8-1 Procクラス
- 8-2 Proc#new以外のProcオブジェクトの作り方
- 8-3 Proc.new/Kernel.proc/Kernel.lambda
- 8-4 Rubyでのクロージャ
9章 Methodクラス
- 9-1 Methodオブジェクト
- 9-2 MethodクラスとUnboundMethodクラス
- 9-3 MethodオブジェクトとProcオブジェクト
10章 Rubyでのリフレクションプログラミング
- 10-1 オブジェクトについて調べる
- 10-2 クラスについて調べる
- 10-3 イベントをフックする
Part4 標準添付ライブラリ
11章 ライブラリ
- 11-1 マルチスレッドプログラミング(thread)
- 11-2 より手軽な非同期プログラミング(fiber)
- 11-3 ファイル/ディレクトリ操作を極める(pathname/fileutils/tmpdir/tempfile)
- 11-4 特定のフォーマットのテキストデータを手軽に扱う(yaml/json/csv)
- 11-5 上級者のための文字列オブジェクト(stringio)
- 11-6 集合で遊ぶ(set)
- 11-7 もっと詳しく,日付と時刻(time/date)
- 11-8 シンプルなHTTPクライアント(net/http)
- 11-9 最も基本的なテンプレートライブラリ(erb)
- 11-10 Rubyのベンチマークを簡単に(benchmark)
- 11-11 ログファイルを取り扱う(logger)
12章 組み込みツール
- 12-1 irb
- 12-2 RDoc
- 12-3 Rake
- 12-4 RubyGems
Part5 実践プログラミング
13章 gemパッケージの作り方
- 13-1 雛形の生成
- 13-2 gemspecについて
- 13-3 gemパッケージの作成
- 13-4 Rakeタスク
- 13-5 C言語でライブラリの作成
14章 よく使われる標準外のツール
- 14-1 Bundler
- 14-2 Capistrano
- 14-3 YARD
- 14-4 Pry
15章 コマンドラインアプリケーション開発
- 15-1 作成するTodo管理アプリケーションについて
- 15-2 Todo管理アプリケーションを作成する前に
- 15-3 CLIアプリケーションの作成
- 15-4 データベースアクセス処理とCommandクラス
- 15-5 コマンドラインからの引数解析
- 15-6 Commandクラスとの結合
- 15-7 Todo管理アプリケーションの完成とgemパッケージ化
16章 Webアプリケーション開発
- 16-1 Webアプリケーションを取り巻く環境
- 16-2 Todoアプリケーション 2.0.0で利用するライブラリ
- 16-3 Webインターフェースの追加
- 16-4 再び todoコマンド
- 16-5 Todoアプリケーション 2.0.0 の完成