裏口からのC# 実践入門 ―バッドノウハウを踏み越えて本物へ!!
この本の概要
比較的使いやすいために,現在,開発現場においては主流のひとつと言って過言ではないC#でも,入門を果たした後でコーディングの力を磨くためには,多くの場合,自ら失敗を繰り返す必要があります。しかし,そういう無駄は誰しも省きたいものです。失敗にはパターンがあり,分類可能な,類型化できる原因があります。そういった実際によく発生する事例をタイプ別・原因別に提示し,何がいけなかったのか,本当はどうすべきか,それをどう改良すればいいかなど,現役のプログラマーに必要な知恵を授けることを本書は目的としています。
こんな方におすすめ
- 開発に携わっているC#プログラマー
- 一般のC#入門書は読んだが実践にあたって自信がない初心者プログラマー
目次
オープニング
シーン1 言語仕様の問題
- 1.1 varの忌避
- 1.2 ifとswitchの誤用
- 1.3 forとforeachの誤用
- 1.4 whileで条件判断
- 1.5 doのほうがよいのに使わない問題
- 1.6 ループする必要のないループ
- 1.7 冗長な非同期ループ
- 1.8 解放されない参照
- 1.9 解放したつもりのメモリ
- 1.10 過剰に表現力がありすぎる型の利用
- 1.11 過剰に表現力が不足しすぎる型の利用
- 1.12 意味がない構造体の利用
- 1.13 ポインタの利用
- 1.14 無駄なキャストの多用
- 1.15 全部1クラス症候群
- 1.16 全部public症候群
- 1.17 全部static症候群
- 1.18 using文を使わない症候群
- 1.19 Mixed Language Programmingを知らない
- 1.20 constが使えるケースで普通の変数を使う
- 1.21 readonlyが使えるケースで普通の変数を使う
- 1.22 列挙型を使わないで定数を定義する
- 1.23 無駄に深いクラス階層
- 1.24 別の名前空間での同じ名前の多用
- 1.25 多すぎる引数
- 1.26 付けすぎるvirtual
- 1.27 ソースコードにパスワードを直書きする
- 1.28 例外を処理しないのにcatchする
- 1.29 catchして何もせずそのままthrowする
- 1.30 何の役割もない継承を繰り返す
- 1.31 委譲すべきケースで継承する
- 1.32 短すぎる名前の問題
- 1.33 長すぎる名前の問題
- 1.34 記号的な名前の問題
- 他