症状別&病気別でわかる すぐに使える漢方薬入門
この本の概要
漢方は,医学病名がまだなかった時代から続く治療方法です。疾患部分に注目するのではなく,体全体を診断することで治療します。つまり,疾患部分を1本の木に例えると,森全体をみて治療をすることです。西洋医学からみると勝手が違うため,敷居が高く理解が難しいわれています。そこで本書は,身近な医学の病名から漢方薬の処方を解説することで,漢方に慣れていない読者にも理解しやすい構成にしています。漢方理論と専門用語を噛み砕いて説明するだけでなく,複雑な理論を表とチャートで見やすく表現しています。現代医学を身につけた人でも理解しやすく,すぐ実践しやすい内容になっています。漢方薬の初心者にもお勧めです。
こんな方におすすめ
- 漢方薬に興味のある人
- 症状別&病気別で漢方を学びたい人
- 短時間で漢方薬のエッセンスを知りたい人
目次
- はじめに
- あなたは虚証タイプ?実証タイプ?─自分にあった漢方薬の選び方!
第一章 痛みに効果的な漢方処方
- 漢方における痛みとは?
- 腰痛の漢方処方
- 坐骨神経痛の漢方処方
- 関節リウマチの漢方処方
第二章 消化器系疾患に効果的な漢方処方
- 上部消化器の症状に対する漢方処方(胃炎,消化性潰瘍)
- 下部消化器の症状に対する漢方処方①便秘
- 下部消化器の症状に対する漢方処方②下痢
- 下部消化器の症状に対する漢方処方③過敏性腸症候群
- 肝疾患に対する漢方処方
- 胆道系疾患に対する漢方処方
- 膵疾患に対する漢方処方
他