図解+写真でばっちりわかる 宇宙はどのように誕生・進化したのか 宇宙138億年をワープしてみよう
この本の概要
私たちが生きているこの宇宙は,いつどのように誕生し,どこまで広がっているのでしょうか? 地球もその一部である太陽系は大宇宙の中のどこに位置するのでしょうか? 宇宙は無限の未来まで存在するのか,それともいつか消滅するのでしょうか──こうした根源的な疑問にとり組む科学を「宇宙論」と呼びます。現在の理論では,宇宙はいまから138億年ほど前に突如“無”から生まれたとされています。以来,宇宙はたえずふくらみ続け,その中で銀河や星々が誕生し,大きな星々は超新星となって死んでいきました。私たちの体は,このとき超新星が生み出した元素からつくられているのです。本書はこうした宇宙の壮大な歴史を最新科学で解き明かしていきます。
こんな方におすすめ
- 宇宙に興味のある中学生以上の方
目次
第1章 宇宙論のはじまり
- 1.古代の人々の宇宙観
- 2.万物の根源を求めたギリシア人
- 3.プトレマイオスの宇宙
- 4.天と地を逆転させたコペルニクス
- 5.ケプラーが見つけた惑星の運動法則
- 6.ニュートンが一変させた宇宙と物理の見方
- 7.太陽系宇宙からはるか遠方の宇宙へ
- 8.天の川(銀河系)の姿
- 9.光は“過去の宇宙”を描き出す
- 10.それはアインシュタインの「相対性理論」から始まった
- 11.アインシュタインの“静止した宇宙”
- 12.“膨張する宇宙”とは?
- 13.星雲は銀河の外にあるのか?
- 14.すべてが遠ざかっていく―ハッブルの法則
- 15.ビッグバン宇宙論とは何か?
- 16.いま観測できるビッグバンの証拠「宇宙背景放射」とは?
- 17.ビッグバン宇宙論の困難とは?
- 18.ビッグバン宇宙論に対抗した「定常宇宙論」
- 19.ビッグバンを救ったインフレーション理論
- 20.宇宙大規模構造という“宇宙のでこぼこ”
- 21.“原初のゆらぎ”を発見
他