Q&Aでよくわかるアレルギーのしくみ ――アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、花粉症、気管支ぜんそくの最新科学――
この本の概要
いまや日本人の国民病と言ってもいいアレルギー。衛生環境の整った都市的な生活が広がりを見せるなか,著者は「アレルギーはこれからの時代を生きる人たちの標準体質になる」と,統計的なデータを交えながら予見します。アトピー性皮膚炎,食物アレルギー,花粉症,気管支ぜんそく…増えつつあるアレルギーとどう向き合っていけばいいか? 乳幼児期の皮膚のバリアー機能の低下にアレルギー発症の根本原因があることなど,最新の科学知見に基づいたアレルギー情報をわかりやすいQ&A形式で解説する決定版。
こんな方におすすめ
- アレルギー症・アトピー皮膚炎にかかわっている方
- 免疫やアレルギーの機序に興味のある方
目次
第1章 アレルギーを起こす免疫のメカニズム
- Q1 そもそもアレルギーって何でしょうか?
- Q2 体を守ってくれるはずの「免疫」が,なぜ過剰反応を起こしてしまうのですか?
- Q3 「IgE抗体」がなぜアレルギーを起こす原因になるのでしょうか?
- Q4 なぜヒスタミンのようなアレルギーを起こす物質が放出されるのでしょうか?
- Q5 逆に,アレルゲンが侵入してもアレルギー反応が起こらないのはなぜですか?
- Q6 「制御性T細胞が増えるとアレルギーが抑えられる」というのは本当ですか?
- Q7 過敏症とアレルギーはどう違うのですか?
- Q8 アレルギーの分類について教えてください。
第2章 アレルギーはなぜ増えたのか
- Q1 アレルギーが増加した原因はどこにあるのでしょうか?
- Q2 衛生環境の変化は,アレルギーの増加に具体的にどう影響しているのですか?
- Q3 清潔な環境によってアレルギーが増える「衛生仮説」はどう解明されてきたのですか?
- Q4 自然に接する機会を増やせばアレルギーは減らせるのでしょうか?
- Q5 子供の頃にアレルギー体質が決まってしまうというのは本当ですか?
- Q6 アレルギーの発症に遺伝的な影響はないのでしょうか?
- Q7 アレルギーはこれからも増えていくことになるのでしょうか?
- 他