プロジェクトの失敗はだれのせい? ~紛争解決特別法務室“トッポ―”中林麻衣の事件簿
この本の概要
納期遅延,コストオーバー,機能や品質の不全で訴訟にまで発展 ――
そんな紛争の処理を担う特別法務部,通称“トッポ―”の部員である中林麻衣が数多くの問題にあたるなかで目の当たりにするプロジェクト失敗の本質,そして成功の極意とは?
東京地方裁判所で民事調停委員・IT専門委員を務め,数多くの紛争を見てきた著者だからこそ書けた,かつてないプロジェクト小説!
こんな方におすすめ
- システムを発注する立場の方
- システム開発会社(ベンダー,SIer)にお勤めの方
目次
第一話 ユーザーのワガママはベンダーの責任?
- 「どうしてもやれ」と無理強いされても,失敗したら損害賠償
- 起きた問題を管理するだけでは足りない?
- ベンダーのプロジェクト管理義務違反とは
- 無理強いされても拒絶,突き返されても見積書
- 問題は自分から探すもの
第二話 ユーザーが協力しないのもベンダーのせい?
- ユーザーの協力義務とは
- 要件を決められないのはだれのせい?
- システム化を諦めさせるのもリードのうち
- 議事録の改ざんはだれの罪か
- 問題解決の“奥の手”とは
- 他