プロのグラフ仕事 〜伝えるためのExcelエッセンス〜
この本の概要
専門家でない人にも,難しいことをわかりやすく伝えられるエコノミストとして人気の三橋貴明氏。三橋氏の経済評論活動を支えているのが「グラフ」です。オープンなデータとExcelを駆使してグラフを作成,立てた仮説を堀り下げたり,主張の裏付け資料にしたりと,その仕事のそばには必ずグラフがあります。とはいえ,難しいことはありません。ネットとExcel,ほんの少しの「慣れ」があれば誰にでもできることなのです。三橋貴明氏が培ってきたグラフづくりの技術を,企画書やプレゼンスライドなどの資料作成に活かしていただくための本です。
こんな方におすすめ
- 企画書や資料などでグラフを作成する機会が多い方
- グラフの作成から管理まで生産性を高めたい方
- 三橋貴明氏のグラフ術に関心がある方
目次
Prologue 経済評論家の私がグラフを大切にする理由
- 人に伝えるために培ってきたグラフ作成術
- なぜ,虚偽情報がまかり通るのか
- 誤った情報を広めるテクニック
- 私の原点になったグラフ
- 妄言であることが一目瞭然
- あなたのビジネス文書にもグラフ作成のエッセンスを
Part 1 仮説とグラフの関係
- 1-1 出発点は「仮説」を立てること
- 【仮説と立証】
- 喧伝されている,その考え方は正しいのか
- グラフをつくることで仮説が広がっていく
- 「どこからどう見ても客観的」なグラフはない
- 仮説の実証例 その2
- 仮説の間違いに気づかされることもある
- 1-2 シンプルかつ王道のグラフのパターン
- 【時期で比べる・他者と比べる】
- 特定主体について,時期で比較する
- 特定主体について,ブレイクダウンしたうえで,時期で比較する
- 特定主体と他者を比較する
- 他者と時期で比較する
- ブレイクダウンしたうえで,他者と時期で比較する
- データを1枚のパターンで見せる
- 1-3 頭のなかの仮説をグラフとして見せるまでの手順
- 【データ収集とExcelを使ったグラフ作成】
- 手順① 仮説を立てる
- 手順② 必要なデータを見極める
- 手順③ グーグルで検索する
- 手順④ データを収集する
- 手順⑤ データを加工してグラフ化する
- 手順⑥ 分析する
- 他