インテンション・エコノミー~顧客が支配する経済

出版社:翔泳社
ISBN:9784798130262
本体価格:2,200円
発売日:2013年03月14日
著者:ドク・サールズ (著), 栗原 潔 (翻訳)

詳細は翔泳社サイトへ

ビックデータ+CRMの限界!

ビックデータによるCRM(顧客関係管理)が通用しなくなり、顧客が企業を選択するVRM(企業関係管理)の世界へシフト!

ネットによって情報が自由に流通し、顧客がますます大量の情報を有効に活用できるようになっていく中で、この「インテンション・エコノミー」という新しい経済は、広告の登場以来マーケティングや販売活動の中心となってきた「アテンション・エコノミー」を凌駕していく。

顧客の意思が、マーケティングとセールスを進化させ、より適切な情報を使えるだけでなく、顧客が何を欲しがっているかを推測し、メディアに大量のピント外れのメッセージを流すために浪費してい たコストも不要になるからだ。

企業がマーケティング戦略として顧客を囲い込む世界から、顧客の力は、消費者としてひとくくりできるものではなくなり、もっ とパーソナルなものになるということだ。

そして顧客は、自身に関するデータを保管・共用するための独自の手段を手に入れ、売り手との関係構築のための独自のツールを獲得する。

こうしたツールを使って顧客は独自のロイヤルティプログラムを展開できる。

これまで顧客の関心を惹きつけるために有効だったCRM(顧客関係管理)が意味をなさなくなり、顧客が商品・サービスの最適な売り手を選択するためのツールとしてVRM(企業関係管理)が台頭するのだ。


【原題】The Intention Economy: When Customers Take Charge


ページTOPへ