高層建築が一番わかる

この本の概要

現代都市において，限られた土地を利用できる高層建築物は必要不可欠な存在です。一方でシンボル的な存在にもなります。また地震が多い日本では，より確実な安全性が求められます。高層建築は社会的な存在であり，時として象徴的な意味を持つことがあり，技術や環境の問題とも関わります。本書は，こうした高層建築物の基本的な知識を知りたい人に向けて執筆されました。日本の優れた建設技術，構造技術，それと解体技術など，高層建築の多面的な側面を，わかりやすく図解入りで解説しました。見開き２ページの単位でさまざまなトピックを取り上げているので，どこからでも気軽に読み始めることができます。

こんな方におすすめ

• ゼネコンに関連した会社の営業職の方など
• 建築業界に就職を考えている学生

目次

第１章　高層建築物の基礎知識

• 1　定義と概要①　高層建築の定義
• 2　定義と概要②　高層建築と超高層建築
• 3　構造計算と高さ
• 4　耐火性能と階数
• 5　構造方式の使い分け
• 6　建築法規①　高さ制限から容積制限へ
• 7　建築法規②　総合設計制度
• 8　開発概要①　高層ビルと再開発
• 9　開発概要②　高層マンション
• 10　開発概要③　環境と景観

第２章　高層建築物のつくり方

• 1　計画と設計①　企画から竣工までの流れ
• 2　計画と設計②　建築設計の分業
• 3　工事準備①　請負契約
• 4　工事準備②　積算
• 5　工事準備③　各種届出
• 6　工事準備④　施工計画
• 7　基礎工事　山留めと杭基礎
• 8　躯体工事①　鉄筋コンクリート工事
• 9　躯体工事②　鉄骨工事
• 10　外装工事①　外壁の吹付け塗装とタイル張り
• 11　外装工事②　カーテンウォール
• 12　外装工事③　屋根の防水
• 13　内装工事①　置き床と木製下地内装
• 14　内装工事②　直床仕上げと鋼製下地内装
• 15　設備工事①　給排水
• 16　設備工事②　空調
• 17　設備工事③　エレベーター
• 18　竣工検査と引き渡し
• 他
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