コンピュータ出版販売研究機構（CPU）では、2011年6月23日の新年度パーティで今年度より新設した「CPU大賞」の各賞を発表し、受賞者の表彰を行いました。

「CPU大賞」は、「書店部門」「書籍部門」2つの部門で構成されます。セールス、マーケティング、コンテンツの3つの観点からバランスよく総合的にコンピュータ書籍市場の活性化を促進していこうという趣旨によるものです。

記念すべき第1回の受賞者・受賞書籍と受賞理由は下記の通りで、各賞受賞書店のご担当者から受賞のコメントをいただきました。

【書店部門】

売上貢献が高かった書店や、販売方法、情報活用などコンピュータ書籍の販売に対する取り組みに創意工夫が見られた書店を選定・表彰しました。

★ジュンク堂書店 池袋本店（東京都）
受賞理由：CPU年間売上ランキングで3年連続の全国第1位を獲得。

  ジュンク堂書店池袋本店　長田絵理子氏

★八重洲ブックセンター 本店（東京都）
受賞理由：昨年CPUが取り組んだ意欲的プロジェクト「CPU合同フェア」を店内でもよく目立つ1階で大きく展開するなど、CPUの活動への積極的な協力を通じて、市場の活性化に貢献。

 八重洲ブックセンター本店　坂東千賀子氏

 ★書泉ブックタワー（東京都）
受賞理由：2階売り場の最も目立つ位置に大きなスペースで出版社別フェアコーナーを常設。売れ筋、新刊だけでなく、各社の隠れた良書を継続的に掘り起こしている。

書泉ブックタワー　店長　門井克行氏

★紀伊國屋書店様<<特別賞>>
受賞理由：コンピュータ書販売をリードし、複数の担当店舗での売上を伸ばし、市場の活性化に貢献。

【書籍部門】

全国のコンピュータ書ご担当の書店員70名の投票により、2011年1～12月に発売された加盟各社の書籍から最も多くの得票を集めたものを選定しました。

大賞受賞書籍

★『Illustrator デザインメソッド』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　著者：井上のきあ氏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　発行：エムディエヌコーポレーション　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　発売：インプレスコミュニケーションズ

受賞理由：「フワフワした世界観のスタイリッシュな1冊」「コンピュータ書籍らしくないお洒落な表紙がひときわ目を引いた」というデザイン系書籍らしい評価がある一方で、「1つの作品に対して複数のメソッドを示していて応用が効く。作品の幅を広げてくれる1冊」と内容面でも高く評価され、「積めば積むだけ売れた」「まとめて発注しても売れ残りが出なかった」とセールス面でも大きな実績を残した点で多くの書店担当者の支持を集めた。 

※CPU大賞書籍部門の上位入賞書籍を集めた『CPU大賞フェア』を全国書店で開催する予定です。