2015年度 コンピュータ書売上ランキング 発表! 2016/06/23

コンピュータ関連の書籍を発行する出版社5社が加盟する「コンピュータ出版販売研究機構」(略称:CPU)では、この度、「コンピュータ書籍 書店別 売上ランキング」(2015年度)を発表しました。

 

ランキングのダウンロードは下記リンクより御覧ください。

2015年度 コンピュータ書売上ランキング(ベスト200・地域別)

 

【全国ランキング】 第3位に丸善書店丸の内本店が躍進、書泉ブックタワーがベスト10入り

 

全国1位~3位では、1位「ジュンク堂書店池袋本店」(販売冊数57,280冊 前期比106.2%)、2位「紀伊國屋書店新宿本店」(販売冊数46,004冊 前期比100.2%)とベスト2は不動の位置で変化は見られなかった。一方、前年度5位の「丸善書店丸の内本店」(販売冊数34,425冊)が、前年比104,6%の伸長率で全国平均の96,9%を大きく上回る結果を残し堂々3位になった。

4位の、「紀伊國屋書店梅田本店」は前年のポジションをキープする。また5位には売場面積の縮小が影響し、前年度3位の「有隣堂ヨドバシAKIBA店」が2ランク落とし、いずれも前年度を割る結果となった。

6位、7位、8位、10位は、いずれも前年同様「紀伊國屋書店新宿南店」「ブックファースト新宿店」「丸善書店ラゾーナ川崎店」「丸善ジュンク堂書店梅田店」が現状維持し、9位には「書泉ブックタワー」が前年比110,4%と大きく伸長しベスト10入りを果たした。ベスト10では、関西圏の書店が2店舗入るが他は首都圏の書店で占められ、半数の5店舗は前年比で100%を超える実績を残した。

一方、首都圏や関西圏以外に目を向けると、「ジュンク堂書店福岡店」が前年に続きトップとなるが、今期においては残念ながらランクをひとつ落とし11位とベスト10外となった。その他では、「三省堂名古屋高島屋店」が中部圏ではトップであるがこちらも残念ながら前年よりランクを落とし11位に、また、北海道地区のトップは「紀伊國屋書店札幌本店」は前年同様の19位を確保した。

ベスト100位内において、前年度100%を越えた実績を残した書店は43店舗、またその中で2ケタの伸びを示した書店が8店舗もあったことは、昨今の書籍が販売不振と言われながらも良い結果であったものと思われる。

最後に、昨年度オープンした主な新規店のランキングは以下の通りとなった。

・MARUZEN 名古屋本店(全国53位) *154月開店

・三省堂書店 池袋本店(全国62位) *157月開店

・ジュンク堂書店 大泉学園店(全国197位) *154月開店

・二子玉川 蔦屋家電(全国233位) *154月開店

・リブロ ららぽーと富士見店(全国348位) *154月開店

・紀伊國屋書店 アミュプラザおおいた店(全国470位) *154月開店

・くまざわ書店 大和店(全国765位) *154月開店

・未来屋書店 沖縄ライカム店(全国927位) *154月開店

 

 

【ブロック別】各地区のトップには順位の変動無し

 

【北海道】

上位店では前年順位と大きな変化は見られないが、「喜久屋書店小樽店」「帯広喜久屋書店 ザ・本屋さん」「ジュンク堂書店旭川店」など札幌以外の主要都市部でランクアップが見受けられた。

【東北】

上位店では前年以上に順位を上げた店舗が多くみられ、特に前年同様「ジュンク堂書店仙台TR店」は、

今期も36位ランクアップし、全国100位以内に入った。

【関東(東京以外)】

大きな変動はないものの、「丸善書店津田沼店」が4ランク上がり4位に浮上。「あおい書店川崎駅前店」が1ランク下げて5位になるなど小規模での入れ替えがあった。

【甲信越】

「知遊堂亀貝店」が、82ランクアップし全国298位と300位以内に入った。

【東海】

「三省堂書店名古屋高島屋店」がエリアのトップを守り、上位3店舗は名古屋市中心部の店舗。また新規店の「MARUZEN名古屋本店」が早くも4位(全国53位)に入り近隣書店でのデッドヒートが続いている。

【北陸】

前年北陸新幹線が開業した影響でこのエリアの書店需要が高まったが、今期は落ち着き「金沢ビーンズ明文堂」が辛くもトップとなるが、全般的に昨年よりランクを落とす書店が多かった。

【関西】

上位店には大きなランク変動は見受けられなかったが、「ジュンク堂書店姫路店」は10ランクの伸長がありベスト10入り(全国57位)、また前年オープンした「ジュンク堂書店近鉄あべのハルカス店」も大きく伸長し14位と健闘した。一方、エリア内ベスト10外では、昨年よりランクを落とす店舗が多かった。

【中国】

「丸善書店広島店」が首位をキープするが、トップを含め上位10位までの店舗がすべて昨年よりランクを下げる結果となり厳しい1年であった。

【四国】

「宮脇書店南本店」が大きくランクを下げ全国115位(全国96位)となるが、このエリアのトップを死守した。一方では、「宮脇書店総本店」は大きく伸長し6位にのしあがり昨年まですぐ上位にいた「紀伊國屋書店ゆめタウン徳島店」(7位)とランクが入れ替わった。

【九州・沖縄】

ベスト10内では大きな変動はなかったが、「紀伊國屋書店熊本光の森店」(前年10位)と「ジュンク堂書店 鹿児島店」(前年9位)が僅差で入れ替わった。

 


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