CPU大賞「書籍部門」(2017年度)発表! 2017/03/03

コンピュータ関連の書籍を発行する出版社5社が加盟する「コンピュータ出版販売研究機構」(略称:CPU)では、この度、「CPU大賞「書籍部門」」(2017年度)を発表しました。

(※201611日から1231日に発売された加盟各社の書籍から選定)

 


入門書の中でもパソコンの解説からプログラミング解説へ、同時に人工知能本のニーズが急騰


マイクロソフト社がWindows10の無償アップデート提供を終了する以前では、新しいOSの解説書、いわゆる入門書需要がコンピュータ書の販売を牽引していたが、一方では同時に入門書でもOSの解説ではなく、2020年からの義務教育化を受けてプログラミングの初心者を対象とした書籍の需要が高まった。CPUにおいても、夏休みを親子でいっしょにプログラミングを勉強するための解説書を集めた「子どもと楽しく学ぶプログラミングフェア(20166月より順次、全国の主要書店94店で開催した)」を冬休み向けと合わせて2回実施するなど確実にニーズが高まった。その中で新しい手法で絵を使って親子にわかりやすく解説した「ルビィのぼうけん(9784798143491)翔泳社刊」が大きく貢献した。また技術書においても人工知能関連の書籍が各社から刊行され、子どもプログラミングとは違った初心者向けの書籍が店頭を賑わした。またこれらの技術書は、最近の書籍の販売単価の下落傾向抑制に大きな効果があったものと思われる。最後に、パソコン解説書の王道でもあるExcel関連本の中において、「たった1秒で仕事が片づく Excel自動化の教科書9784774180878 技術評論社刊」は、パソコン書でありながらビジネス書棚でも展開されるなど広がりを見せている。

    

書籍部門:全国主要書94店舗のコンピュータ書籍売り場担当者に投票頂き、評価された新刊書籍。

2016年中に発売された加盟各社の書籍から選定。

 

  【書店員さんが選んだ第1位】--------------------------------------------- 

   『ルビィのぼうけん』 (ISBN 978-4-7981-4349-1 

     販売:(株)翔泳社 著者: リンダ・リウカス  *鳥井雪 

 

   【書籍部門】受賞書籍に対する書店担当者の声

      ・近年の「子どもプログラミング本」の中でも特に子ども目線で書かれた本としてお客様の関心も高かった。

      ・アプローチが斬新で新しい客層を獲得できた。

      ・これからの小学校でプログラミング教育が導入されることもあり、幼児期から触れさせようという親御さんからの問い合わせが多かった。

      ・児童書や教育棚など他ジャンルの棚でも売れた。

      ・お子様のプレゼントとして買われるお客様が多かった。

 

 

    【書店員さんが選んだ第2位】---------------------------------------------------------------------------

  『プログラミング入門講座-基本と思考法と重要事項がきちんと学べる授業』 (ISBN 978-4-7973-8310-2 

発売:SBクリエイティブ(株)著者:米田 昌悟

 

  【書店員さんが選んだ第3位】----------------------------------------------------------------------------

『たった1秒で仕事が片づく Excel自動化の教科書』 (ISBN 978-4-7741-8087-8

発売:(株)技術評論社 著者:吉田 拳

 

   【書店員さんが選んだ第4位 *同率】----------------------------------------------------------------

『「ファンタジー背景」描き方教室』 (ISBN 978-4-7973-8764-3

発売:SBクリエイティブ(株)著者:よー清水

 

『伝わるデザインの基本 増補改訂版 よい資料を作るためのレイアウトのルール』

 (ISBN 978-4-7741-8321-3

発売:(株)技術評論社 著者:高橋 佑磨  片山 なつ

 

  【書店員さんが選んだ第5位】--------------------------------------------------------------------------

『Python機械学習プログラミング』 (ISBN 978-4-8443-8060-3

発売:(株)インプレス 著者:Sebastian Raschka *株式会社クイープ 訳  福島 真太朗 監訳

 

 

            


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