第9回 CPU大賞【書籍部門】(2018年度)発表! 2019/03/05

コンピュータ関連の書籍を発行する出版社6社が加盟する「コンピュータ出版販売研究機構」(略称:CPU)では、2018年度CPU大賞「書籍部門」を発表しました。

 

【書店員さんが選んだ第1位】

『ドラゴンクエストXを支える技術―大規模オンラインRPGの舞台裏』 

(ISBN:978-4-297-10174-9)  

 

発売: 株式会社技術評論社

著者: 青山 公士

 

<受賞書籍に対する書店担当者さまの声>

・大ヒットゲームを題材とすることで、一般の読者も手に取りやすかった印象。書店としても展開しやすかった。

・ゲーム制作者のみならず、プレイヤーにも訴求する内容で幅広い層に支持された本。技術者のみならず、普段コンピュータ書を買わないようなドラクエファンも多数購入してくれた。

・企画力、切り口の面白さ。PC書の可能性を広げるきっかけとなるであろう1冊。

 

【書店員さんが選んだ第2位】

『スラスラ読める Pythonふりがなプログラミング』 

(ISBN 978-4-295-00386-1)

 

発売:株式会社インプレス   

著者:リブロワークス/株式会社ビープラウド 監修

 

【書店員さんが選んだ第3位】

『配色アイデア手帖 日本の美しい色と言葉 心に響く和のデザインがつくれる本』 

(ISBN 978-4-7973-9833-5)

発売:SBクリエイティブ株式会社 

著者:桜井 輝子  

 

【書店員さんが選んだ第4位】

『深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト) 公式テキスト』 

(ISBN 978-4-7981-5755-9)

発売:株式会社翔泳社

著者:浅川 伸一 他/一般社団法人日本ディープラーニング協会 監修

 

 【書店員さんが選んだ第5位】

『エンジニアの知的生産術─効率的に学び、整理し、アウトプットする』 

(ISBN 978-4-7741-9876-7)

 発売:株式会社技術評論社

 著者:西尾 泰和

 
【2018年度コンピュータ書籍の傾向】

SNSで話題性のあった書籍に投票が集中。「機械学習」「人工知能」「Python」のテーマは根強いニーズがあり、投票上位に数多くランキング入りした。

ここ近年のトレンドであるが、コンピュータ書コーナーはもちろん、話題書コーナーや芸術書コーナーなどでも展開のできる、ジャンルを跨いだ「越境型書籍」が非常に強かった(ドラクエ・配色・知的生産術など)。書籍部門の大賞に輝いた『ドラゴンクエストXを支える技術―大規模オンラインRPGの舞台裏/技術評論社 刊』は、投票店舗の約半数から推す声があった事からも、その代表例であった事が伺える。また、本書は各SNSでの拡散などもあり、話題となった。ゲームファンなど、普段コンピュータ書籍を買わない客層からの購買も伸び、POS実績による書店売上に大きく貢献している。同様に、第3位の『配色アイデア手帖 日本の美しい色と言葉 心に響く和のデザインがつくれる本/SBクリエイティブ 刊』も、レイアウトが非常に見やすい良書と高い評価を得ており、芸術書コーナーでの販売増につなげている。

なお、今回の書籍ランキングは「機械学習」「人工知能」「Python」といったテーマが根強く、投票上位に数多くランキング入りしている。純粋なコンピュータ書という意味では、第2位の『スラスラ読める Pythonふりがなプログラミング/インプレス刊』と、第4位の『深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト) 公式テキスト/翔泳社刊』が大いに健闘したと言える。

最後に、投票店舗数は、昨年(162件)を上回り、173件の書店担当者様にご協力をいただいた。投票数は過去最高となっている。

 

(※CPU大賞2018【書籍部門】は2018年1月1日から12月31日に発売された加盟各社の書籍を対象とし、全国の書店様からの投票を元に選定しています)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 


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